◆年末年始の話題◆
年始のご挨拶が遅くなりました。本年もよろしくお願いします。
年末、ヤマト運輸や佐川急便の荷物が遅れることが話題になっていました。
ネットのニュースでは「アマゾン多過ぎ」というタイトルで、クリスマスや年末の買い物がアマゾンに集中。配送量が激増し、配達が追いつかないことに利用者の不満が集まっていることを紹介していました。
もう一つのニュース。
大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は今年、入場料を8年連続で値上げすることを決めました。一方、東京ディズニーランドは、昨年までは毎年値上げしてきましたが、今年は見送った。
2011年までは共に6200円だった入場料は、毎年値上げを実施。
現在、東京ディズニーランドは7400円。USJは7600円になっています。
この2つのニュース、なんの関連もなさそうに見えますが、実は大きく関係があります。
それは、価格設定とサービス品質。
需要が増えても値段を上げない宅配業者と、来場者が増やさないために、値段を上げるテーマパーク。
利用者にとって、よいサービスは一体どちらなのでしょうか?
◆初競りのマグロは100倍おいしい?◆
東京築地市場のマグロの初競り価格は毎年恒例のニュースです。
今年は、青森県大間産の212キロの本マグロに1本7,420万円がつきました。これは、2013年の1億5,540万円に次ぐ2番目の高値でした。1キロあたり35万円です。
水産庁のHPによると、平成28年クロマグロの1キロあたりの平均価格は3,397円。今年の初競りマグロは平均の100倍以上の価格。
もちろん、価格が100倍だからといって、100倍以上美味しいわけではありません。
では、なぜ、こんな金額を出してまで、マグロを買おうとするのでしょう?
今年、落札した東京の寿司チェーン店は回転寿司のネタ用として仕入れたのではありません。
“今年の初競り”はテレビや新聞などのメディアに必ず取り上げられる、価値の高いニュースです。ここで落札することは、多くのメディアにお店の名前が掲載されることを意味しています。
社長がマグロの前でにっこり笑う姿を広告費に換算すれば、1キロ35万円のマグロだって、高いものではなかったかもしれません。
ちなみに、初競りで高値になったのは一部のみ。100キロ以下のものは前年より2割ほど安い価格しか値が付きませんでした。価値はマグロではなく“初競り”だったようです。
◆安いは話になりません◆
テーマパークは利用者に値上げを伝えることで、来場者数を減らそうとしています。
反面、値上げを受け入れた人には、来場者が減ったことで、待ち時間が短くなり、今までよりも高い満足度が得られるはずです。
満足度の向上で、売上も利益も増えることを予想しています。
すし屋さんは、あのマグロを“一貫1万円”で提供したら、お店はかなり賑わうことでしょう。(実際にいくらで提供されたか調べていません)
高いから、話題になり、滅多にない経験を楽しむことができます。
運送会社は残念ながら、荷物が増えて、忙しすぎるにもかかわらず、値段を上げることができなかったため、現場が混乱しました。
配送できる容量に上限がある以上、価格を調整して、荷物の量をコントロールする仕組みが必要です。今どきのIT技術を使えば、そんなに難しくないはずなので、ぜひ実現を期待したいです。
あなたの会社にも、“忙しすぎる”はありませんか?
この解決方法に“頑張る”を使うと、すぐに限界が来てしまいます。(今どきの限界はよくないことばかり引き起こします)
最も効果があって、すぐにできる解決方法は“値上げ”。
値上げで、依頼を減らせれば、取引先へのサービスを充実することができます。
「このご時世、値上げなんて絶対無理」と言う方
本当に無理か、山口が一緒に考えます。ご相談下さい。