GoogleMapsにバスの時刻表を載せる方法

  • 2018.9.18

行きたい場所を検索すれば、現在位置からの経路が表示される便利なアプリGoogleMaps。
 車や徒歩、自転車などの道路を使ったカーナビのような経路の検索と、鉄道や飛行機、船などの公共交通機関を使う路線の検索。
 どちらにも対応していてとても便利です。

 実際に使用する人も多く、少し前のデータですが、GoogleMapsの利用者は月間1,400万人以上(2014年3月調査 参照元
  LINEなどに続く、国内で第3位のスマホアプリ。
 もちろん、観光に来る外国人のほとんども利用しています。
 
 ところで、この経路の検索結果にあなたの街のバスは出てくるのか、
 調べたことはありますか?

検索結果は自動に出てこない?

普段、当たり前のようにGoogleMapsを使っていると、検索が自動的に出てくるので、「これって、Googleが登録してくれているのでは?」とか、「何かのデータを見て、自動的に登録されるのでは?」と思っている方も多いと思いますが、決してGoogleが自前で用意したり、調べたりするわけではありません。
 Googleは鉄道会社などが用意した時刻表や運行状況の結果をGoogleが検索結果として表示しています。
 バスも同じ。時刻表などの情報を用意し、提供しない限り、GooglMapsの検索結果には出てきません。
 GoogleMapsの検索に出てこなければ、観光客、特に外国からの方は目的地までの行き方に困ってしまいます。
 あなたの街が一押しする観光スポットに行くための方法や手段はGoogleMapsで表示されていますか?
 行き方が表示されない場所を一押しするというのは、不親切とは思いませんか?

Googleにデータを提供して、検索に表示させる

GoogleMapsにバスの検索結果を表示するためには、Googleにデータを提供する必要があります。
 データの形式は国土交通省が定めた「標準的なバス情報フォーマット」GTFS形式(Google公式サイト GTFSフォーマット解説)。
 データの内容は交通機関の名称や、タイムゾーン。連絡先の代表電話番号から、バス停の情報(緯度、経度など)、運行ルート、行き先、時刻表情報などです。
 データを整備し、バス会社や地域バスの運行を担当している自治体の担当者がGoogleに提出し、内容に問題なければ、GoogleMapsに検索結果が反映されます。(提出から、数週間から2,3ヶ月程度かかります)
 データの整備はエクセル操作でも可能とのことですが、RDB(リレーショナルデータベース)を知っていると、なおよいとのこと。
 自身でできなくても、データ整備を請け負う方もいるので、依頼することも可能です。
路線図ドットコム
 また、経路探索ソフト 駅すぱあとを提供しているヴァル研究所
  もGTFS形式について取り組んでいます

外国人観光客にも情報を提供。岐阜県中津川市の事例

2018年7月に岐阜県中津川市内を運行する、北恵那バスとコミュニティバスがGoogleMapsで検索が可能になったと発表になりました。
 2018年7月26日中津川市報道発表
 中津川市は、中津川駅〜馬籠間などの路線について、GTFS形式のデータを整備しGoogleに申請を行い、検索結果に反映されました。
 日本語だけでなく英語での検索にも対応しているので、従来より多かった観光地馬籠への外国人観光客にも情報提供が可能となりました。
 便利になれば、利用者も増えていきます。
 観光客を増やすためには、地道なデータ整備が必要です。
 さらに、住む人のためにもバスの利便性を高めることが必要です。
 現実的に私が住む地域では、バスは1日に数本程度。しかも、朝夕に学生が乗る程度で、日中は利用する人が多くありません。
 しかし、高齢化が進む地方では、バスなどの公共交通の利用者を増やし、地域の足の確保が必要です。
 そして、意外なことに都会やよそから移住してくる人は、バスの運行について情報を求めています。
 移住者を増やす、定住者を増やすためにも地元のバスの情報がGoogleMapsの検索結果に出るぐらいのことは、やっておいた方がいいことの一つではないでしょうか?

バスの現在位置をリアルタイムで

中津川市では、坂下町を走る坂下コミュニティバスにもGTFS形式データを提供しています。
 こちらでは、同時にGTFSリアルタイムを採用。
 (Google公式サイト GTFSリアルタイムとは)
 バスの現在位置(バス停間)をGoogleMapsに表示が可能になっています。
 バスの現在位置を利用者に通知することで、”バスはいつごろ来るのだろう?”や、”バス、ひょっとしたら、もう行ってしまったのでは?”という不安をなくします。
 さらに、坂下コミュニティバスで最も利用者の多い病院のロビーに運行状況を大型モニタで案内するサイネージを設置しました。
 写真は国民健康保険坂下病院内のサイネージです。

国保坂下病院サイネージ

コミュニティバスに、現在位置を通知する車載端末モークルを設置。
サイネージシステムにヴァル研究所のSkyBrainを採用。
バスの現在位置や、”あと何分でバスが到着するか”などを表示。

大型画面の表示なので、スマホ利用に不慣れな高齢者の方にも利用いただくことができます。

導入と運用コストを下げながら、便利に

 バスのリアルタイム情報やサイネージ表示は従来より、多くのバス会社や自治体が取り組んでおり、利用されてきました。
 しかし、多くのシステムが”専用”で開発されたために、導入、運用のコストが高かったのは事実です。
 しかも、GTFS形式に対応していないことも多く、GoogleMapsに検索結果が出ませんでした。
 GTFS形式のデータを採用することで、多くのメリットを享受することができます。

お問い合わせ

詳しくは
TEL:0573-78-2688
「GoogleMapsにバスの時刻表を載せる方法」とお伝えください。

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