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車が5台あったら、社員にアルコールチェックが必要?

昭和のマンガには、”貧乏長屋”が登場します。
「あしたのジョー」の矢吹ジョーが育ったのも、ドカベンの山田太郎が住んでいたのもそんな場所。
ここにいるのが、”腕は抜群だけど、社会に適合できなかった医者”
たいていの場合、酒に溺れて、まともな診察ができないのですが、普通の医者が手に負えないようなケガや病気で担ぎ込まれると、
目の色が変わりメスを握り執刀する。と言うのが約束のパターンでした。
(ブラックジャックもこんな感じでしたね)
この名医が消毒に使っているのは焼酎。
焼酎を口に含み、メスに霧吹きして”消毒”していました。
強い焼酎なのか?あるいは、焼酎の代わりに消毒用アルコールを飲んでいたのかはわかりませんが、今だったら描写的にありえない感じ。

アルコールでの失敗にも寛容だった日本の社会でしたが、最近は”酔っていたから”と言って何でも許されるなどと言うことはありません。
特に悲惨な事故が相次ぐ、飲酒運転に対しては厳罰化を望む声も多くなりました。

 

運転前と後のアルコールチェックの義務化

平成23(2011年)年5月より、運送事業者が運転者に対して実施することになっている点呼において、運転手の酒気帯びを確認するために、アルコール検知器を使用することが義務化されました。
・対象となるのは、一般旅客自動車運送事業者、一般貨物自動車運送事業者などの緑ナンバーが対象。
・乗務の開始前、終了後に実施する点呼の際に、目視以外にアルコール検知器を使用して、酒気の確認をする
・営業所ごとにアルコール検知器を用意する。
・遠隔地で乗務を開始、終了する場合には、運転者に携帯型のアルコール検知器を携行させる。
・アルコール検知器を定期的に保守する
・点呼の内容は1年間保存すること
となっています。
この義務化により、ほぼ全ての運送事業者でアルコールチェックを含めた点呼が実施されるようになりました。

 

アルコールチェックの義務化の適用範囲が拡大

2022年4月より、今までの運送事業者に加え、営業車などを利用している一般企業等で、規定を超える台数の車を所有、あるいは使用する場合もアルコールチェックが義務化されました。
・対象となるのは、乗用定員数が11人以上の自動車1台以上(マイクロバスなど)を使用、または、自動車5台以上を使用する事業者
・安全運転管理者の選定が必要。(警察署に届け出が必要)
・アルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの確認
・確認は運転の前後
・確認内容を記録して1年間保存
・当初2022年4月に施工予定でしたが、アルコール検知器が不足していることもあり、2022年10月施行へ
・もしも、運転者が飲酒運転を行った場合、運転者だけでなく代表者や運行管理責任者も5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるおそれ。
・さらに、運転者が酒気を帯びた状態であることを知りながら社用車の運転を指示した場合は刑事責任となる可能性も。

ということで、今までにはなかった運転前後のアルコールチェックの義務化は、ほとんどの企業が対象となります。

この内容は広く周知されているわけではないので、注意が必要です。

▼参考
警察庁ホームページ 安全運転管理者の業務の拡充等

 

アルコールチェックのやり方

アルコールチェックとは?

一般企業でアルコールチェックが義務化されたとは言え、実際にどの様にやればいいのか?よくわからない方も多いと思います。

動画

そこで、実際にアルコールチェックの手順を動画にしてみました。
ここで使っているのは、無事故プログラムDR
通信機能付きのドライブレコーダー(テレマティクス)に、
アルコールチェッカーを接続して使用します。

ほとんどの社員にとって、”アルコールチェックをする”のは初めてのこと。
安全運転管理者や総務部、経営者に
「やり方がよくわからない」と言う声が多く寄せられることでしょう。

そんな時には、この動画を操作説明用にピッタリです。

また、社員は”なにが記録されているのか?”に興味と関心、そして心配をしています。
アルコールチェックの結果を表示するパソコン画面を見せたり、共有して、
お互いに理解することが重要です。

運用規則を決める

アルコールチェックが義務づけされたとは言え、
運用するのは企業の安全運転管理者であり、経営者であり、社員(運転者)です。

結果がNGの場合の対処方

”もし、アルコールチェックの結果がNGの場合の対処方”
などを社用車管理規定に記載することをおすすめします。

コロナ禍でのアルコールチェックの注意すべき点

また、最近はコロナ対策として消毒用のアルコールがあちこちに置かれているため、
これが、アルコールとして反応する場合もあるようです。
飲酒の記憶がない、もしくは飲酒をしない人で、
アルコールチェックの結果がNGの場合の対処方法についても、
検討が必要です。

このアルコールチェッカーを採用する理由とは?

このドライブレコーダーと連携した、アルコールチェッカーを使うことによって、
えられるメリットは
・社員が運転をする前に、アルコールの検査が出来る
・社員が会社に来ない、直行直帰でも検査が出来る
・検査時に写真を撮るので、他の人が変わって検査をする”なりすまし”を防止できる
・検査結果が自動的に記録される
・検査結果がメールで送信される
などです。

また、
・定期的なメンテナンスが実施される
・ドライブレコーダーの利用で社員が安全運転になる
・月額2500円で利用できる(別途、ドライブレコーダーの契約が必要)
なども便利です。

 

まとめ

  • 2022年10月より、一般の企業でもアルコールチェックの実施と記録が義務化された
  • また、安全運転管理者を選任して、警察に届け出る必要がある
  • 罰則はないが、社員が飲酒運転を行った場合には刑事罰のおそれもあり
  • ドライブレコーダーと連携したアルコールチェックの利用が便利

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