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社用車の車検について詳しく解説!知っておきたい整備費用や注意点

社用車の車検は、日常的に利用する自家用車の場合と違い、注意すべき点があります。
管理する車両台数が多い事業所ほど、社用車1台ごとに車検満了日や点検の有無・車検依頼先についてしっかり把握し、事前に準備しておくことが必要です。
この記事では、自家用車と異なる場合がある社用車の車検期間や、整備費用の内訳、車検の際に特に注意したいポイントをまとめました。

社用車の車検の期間は?

普段の生活で使用する自家用車と仕事に使用する社有車では、一部車検の期間が異なります。
一般的な自家用車の初回の車検は3年が経過したタイミングで、以降は2年ごとの車検です。
これは社用車の場合も3、5、7ナンバー車なら基本的に同じですが、社用車で多く使用される、4ナンバー、1ナンバーの貨物車バンの場合には注意が必要です。その場合、初回の車検は2年が経過したタイミング、以降は毎年車検が必要になります。
また、緑色のナンバープレートをつけた事業用貨物車や大型貨物車については、初回から毎年車検を受けることが義務付けられていますので、注意が必要です。
いずれのケースも、車検を受けられるのは車検満了日の30日前からです。

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社用車の整備費用の内訳は?

車検の費用には、車検代行費用、整備費用、消耗品の交換費用、必要な整備箇所の工賃と部品代の合計が基本的な料金となり、その他に法定費用がかかります。
それぞれの内訳について詳しく解説していきます。

車両の点検整備費用

車両の点検整備費用は、車検業者によって価格に幅があります。比較的安価な車検業者なら10,000円前後、ディーラーなどでは30,000万円前後が一般的です。
自家用車の24ヶ月点検整備と社用車の12ヶ月点検整備費用には、大きな差はありません。

車検代行費用

車検代行費用は、車種に関わらず6,000円から10,000円程度が目安です。また、車検には運輸支局へ車両を持ち込み、自分で車検を行う「ユーザー車検」という方法もあります。
その場合は、予備検査費用として3,000円程度にコストを抑えることが可能ですが、時間がかかり専門知識も必要なため、社有車の車検ではあまり使われないことが多いでしょう。

消耗品の定期交換費用

車検時には、消耗品や各種パーツの点検も不可欠で、消耗度などによって適宜交換が必要となります。
まず、点検が必要になるのが、エンジンオイルとオイルフィルターです。定期的に交換している場合には、特に車検に合わせる必要はありませんが、特に営業活動などで移動距離が多い社有車は、最適なサイクルでの交換が重要です。
一般的な価格はエンジンオイルとオイルフィルターの交換で6,000円前後です。
ブレーキオイルも自然劣化するため定期的に交換が必要です。空気中の湿気を取り込むため、耐熱効果が低下しブレーキの利きが悪くなってしまいます。
1年車検となっている社用車の場合、2年に1度が交換の目安で交換費用は5,000円~10,000前後です。
また、走行距離が多い場合には、フロントブレーキパットの交換などブレーキ部品の交換も発生します。普通車で左右1セット交換時の費用目安は、約15,000円です。
冷却水も使用頻度が多い社有車の場合は、できれば交換しておくと安心という項目のひとつで、交換費用は1,000~5,000円程度です。

自賠責保険料などの法定費用

車検を受ける際には、自家用車でも社有車でも、使用用途に関わらず発生する法定費用があります。法定費用に含まれる項目としては、自賠責保険料や自動車重量税、印紙代があります。

社有車の車検の際の注意点

社有車が車検を受ける場合には、通常業務に支障が無いよう、スムーズに進めるために普段からの車両管理と事前の確認作業が必要です。
特に注意したいのは、車検切れとドライブレコーダーの設置位置についてです。

車検切れの場合

毎日日常的に利用する自家用車と違い、社有者の場合は管理を怠っていると車検切れになってしまう可能性もあります。
車検切れの状態で運転してしまった場合は、車検が切れていることを知っていても知らなくても、発覚すれば道路運送車両法違反となります。
道路運送車両法第58条1項で定められている通り、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられることになります。
さらに、自賠責保険の契約期間も過ぎていると自動車損害賠償保障法違反となり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
車検切れが発覚すると、免許の違反点数が6点、自賠責保険切れでの違反点数も6点で、両方合わせると12点となり免許停止は免れません。
この状態で、万が一事故を起こしてしまった場合は、自賠責保険が切れていて相手への補償は一切保険会社から出ませんし、社用車で事故を起こしたことで会社の信頼度も下がってしまいます。
会社として代わりに補償を行う必要があり、経営状態を悪化させる原因にもなるため、社用車の管理担当者は、車検切れにならないように特に注意することが大切です。

車検時のドライブレコーダーについて

社用車には、車両管理のためにドライブレコーダーが設置されていることも多くあります。
近年は、さまざまな種類のドライブレコーダーが販売されており、小型・軽量化も進んでいるため、どこでも好きな場所に取り付けできると思いがちですが、設置場所によっては、車検を通らない可能性があります。
フロントガラスに関しては、道路運送車両の保安基準第39条で詳しく定義されており、車検を通過するためにはこの基準をクリアする必要があるためです。

具体的には、

・ガラス開口部の実際の長さの20%以内の範囲でなくてはならない
・前方を確認する際、車の室内後写鏡によって、遮へいされる前面ガラスの範囲でなくてはならない

と定められており、運転手の視界を遮らない場所、ルームミラーの前や横、助手席側の上縁などに設置することで、車検に合格することができるでしょう。
その他、車検ステッカーに重ならないようにすること、付属の吸盤やテープを使用し軽い衝撃程度で動かないようしっかり取り付けること、キレイに録画するためにワイパーの可動範囲内に取り付けること、などもポイントです。
ドライブレコーダー設置の際は、車業者や専門家に相談し、車検でも問題のない場所への設置を依頼することが推奨されます。
また、車検の予約は車検業者により異なりますが、2ヶ月前でも可能です。
多くの社用車を保有する事業者では、予約のタイミング台数によって早期割引やまとめ割引などが適用される場合があるので、なるべく早めに準備を進めておくとコストを抑えることができます。

業務用ドライブレコーダーのおすすめ

車検を通すためには、ドライブレコーダーの設置位置に注意することが重要ですが、業務の効率化や事故防止などのメリットを求める場合には、ドライブレコーダーの機種選びが非常に重要です。
特に、近年採用する企業が急増している注目のシステムが「ナウト」と「無事故プログラム」です。
どちらもインターネットやGPSなどを活用し、社用車の走行ルートや運転データを自動的に記録することが可能で、車検日が近づいているかどうかなどの確認も、それぞれの車両に関するデータをクラウド上で把握・管理できるため、車検切れ防止にもつながります。
それぞれのシステムについて、さらに詳しくご紹介します。

AIが危険運転を検知!運行状況も管理しやすい「ナウト」

「ナウト」は、シリコンバレー発の自動車業界注目の企業、ナウト社が開発した次世代型のドライブレコーダーです。
前方カメラだけでなく、AI(人工知能)を搭載した車内カメラが付いているのが大きな特徴。
衝突事故原因の68%と言われているわき見運転などの危険をすかさず検知し、 リアルタイムでアラートを鳴らし事故を未然に防止することができます。

また、ナウト車載器では運転の速度、走行距離、走行経路を記録し、リアルタイムでサーバーに送信。
万が一、交通事故や危険運転が発生したときにも、前方と車内の映像を同時に記録し、位置情報などをすぐに把握することができます。
顔認識技術で、運行とドライバーを紐付けすることもでき、どのドライバーが何時間運転しているのか自動的に把握することが可能です。
また、シンプルで直感的に使いやすい運行管理ソフトウェアが搭載されており、誰でも操作・確認しやすい仕様。
社用車の管理業務の効率が大幅に向上し、社用車の通勤時利用の際も安心です。

「ナウト」について詳しくはこちら
https://nauto.enabattery.co.jp/

3つの”見える化”で未然の事故を防止する「無事故プログラム」

「無事故プログラム」は、3つの”見える化”を実現し、事故を削減・防止する画期的な運行管理ドライブレコーダーです。
まず、危険運転を「見える化」。危険運転を感知すると、発生日時、危険運転種別、発生地点Web上で一覧表示し、運行管理者にメールで知らせます。
2つ目は、運転傾向を「見える化」。膨大な運転情報のデータがグラフ化され、運転データ(アイドリング時間、危険運転回数など)を元に、ドライバーの日々の運転を100点満点で評価・レーダーチャートで表示します。
3つ目は、運転指導内容を「見える化」。分析データや動画・静止画を講習に活用することができ、一人ひとりに合わせた適切な指導が可能になります。
急スピード・急ハンドルなどの危険運転が減ることで、省エネ走行につながり燃料費の削減に。
さらに、事故が防止され運行管理が徹底されることで、保険料が減額でき、事故後の対応にかかる費用の削減につながるなど、社用車の適切な管理が実現できるさまざまなメリットがあります。

「無事故プログラム」について詳しくはこちら
https://mujikoprogram.enabattery.co.jp/

 

まとめ

  • 社用車の車検期間は、貨物車バンや事業用貨物車や大型貨物車の場合通常のタイミングと異なるので注意が必要
  • 社用車の整備費用の内訳には、点検整備費用、車検代行費用、消耗品の交換費用などが含まれる
  • 社有者の車検時には、車検切れとドライブレコーダーの設置位置に特に注意
  • 業務効率化や事故防止などのために、業務用ドライブレコーダーの機種選びも重要

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