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カーエアコン故障の三大症状と対策について解説

カーエアコンの修理について、自動車整備士に聞いた。
カーエアコンが効かない原因は、ガス漏れやコンプレッサーの故障。
カーエアコンの効きが悪いと感じたら、早めに修理を依頼したほうがよい。

カーエアコンの故障するとどうなるか?

 私どもに相談で来店されるカーエアコンの相談は、この三つです。
・カーエアコンが効きが悪い
・カーエアコンが冷えない
・カーエアコンの風が出ない

カーエアコンの故障が多い季節

カーエアコンの故障が特別に多い時期はありません。
しかし、故障と感じる時期は毎年決まっています。
それは、6月、7月の梅雨の時期の晴れ間、湿度が高く、急に温度が上がって夏日になって、エアコンで冷房にしたとき、効きが悪い、冷えないと感じて相談に来ることが多いです。

カーエアコンの故障の原因

カーエアコンの故障原因で多いのは”ガス漏れ”。
エアコンは”フロンガス”を冷媒に使って、冷房や暖房を行います。
この冷媒が漏れて、抜けると量が減り、冷房が効かなくなります。
車は、振動が多く、使用環境も過酷なため、家庭用のエアコンと比べてガスが抜けることがよくあります。
目安としては10年程度で抜けてしまうことが多いようです。
また、エアコンの主要部品である、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータの故障や汚れが原因の場合もあります。

ガス漏れの修理方法

ガス漏れの場合は、ガスを補充することで、エアコンの効きの悪さを解消することができます。
ただし、ガスの量が減っているということは、どこかから漏れているということでもあります。
フロンガスは、オゾン層の破壊の原因となり、不要に大気への放出は禁止されています。
漏れている場所を特定し、補修することが必要です。

部品の修理方法

コンプレッサ、コンデンサの故障の場合は部品の交換が必要となります。
エバポレータは洗浄できる場合もありますが、交換を勧めることが多いです。
部品を交換する場合は、最初に冷媒を抜き取って行います。交換後、真空にしてから冷媒を再充填します。
作業にあたっては、冷媒を大気に放出しないよう細心の注意が必要です。

風が出ない場合の修理方法

エアコンは冷えていても、風が出ないことがあります。
この場合はブロアーモータを修理、交換します。
たまに、カーエアコンの操作スイッチが壊れていることもあるので、こちらも点検します。

カーエアコン修理の費用と時間

エアコンの効きが悪いと感じたら、最初に点検を行います。
点検で、故障箇所と修理方法、修理費用の見積を行います。
点検の費用は車種や故障内容にもよりますが、5千から1万円程度。
ガスの補充の場合は、ガス代と作業料で1万円前後。
作業時間も1時間程度です。
部品交換の場合、部品代と作業料で5万から10万円ほどかかる場合があります。
作業時間は5時間以上かかることもあります。

カーエアコンの修理でやってはいけないこと

「エアコンが冷えない」と相談すると、点検を行わずにガスの補充を勧められることがあります。
 ガスを過剰に補充すると、エアコンの他の部分が故障することもあります。

カーエアコンの修理を依頼できるお店

カーエアコンの修理は自動車電装店で行っています。
お店に入りづらいと思ったら、自動車ディーラーや販売店に相談すると紹介してくれることもあります。

まとめ

  • カーエアコンの故障が多いのは梅雨
  • 10年ぐらいでエアコンの効きが悪くなる
  • 故障内容によって修理方法と費用が変わる
  • 点検する前にガスの補充をしてはいけない
  • カーエアコンの修理は自動車電装店へ

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