057-378-2688

営業時間:9:00~17:30
定休日:第2/4土曜・日曜祝日

お問い合わせ

お役立ち記事

トップ > お役立ち記事 > 【営業車の運行データから考えるシリーズ・第4回】営業マンの「行動半径」を計算してみる

【営業車の運行データから考えるシリーズ・第4回】営業マンの「行動半径」を計算してみる

2026/09/12

更新日:2026年9月12日

業務用ドラレコの活用

最初に

これまで3回にわたり、営業車の走行データから、
移動にかかる時間・コスト・そして判断の仕組みについて考えてきました。
今回は少し切り口を変えて、実際の1日分のGPS運行ログを見ながら、
「同じ件数を訪問するにしても、順序の組み方次第で移動時間は大きく変わる」という点を考えてみます。

ある1日の、実際の運行ログ

下のデータは、横浜市内で営業車を使う担当者の、実際の1日分のGPS運行ログです。

横浜市内の1日分のGPS運行ログ

訪問先の順番を大まかに見ると、中区→鶴見区→港北区→戸塚区→港南区、という流れになっていました。
この日の集計値は、次の通りです。

・走行距離合計:53.1km
・走行時間合計:約1時間53分
・停車時間合計:約9時間7分
・平均速度:約時速28km

稼働時間は11時間半ほどでしたが、そのうち実際に走行していた時間は2割弱にとどまっています。
残りの8割ほどは、訪問先での商談や作業といった、停車中の時間ということになります。

訪問の「順番」に、気になる点がありました

この日のルートをあらためて地図上で確認すると、少し気になる動きがありました。
横浜市の地理でいうと、鶴見区は市の北部、金沢区は市の南部、そして中区はほぼ中央に位置しています。
この日の訪問順は、神奈川区・中区のあたりから、いったん北の鶴見区まで移動し、
そこから今度は南の金沢区まで大きく移動し、再び中区へ戻る、という流れになっていました。

もちろん、当日の訪問先の都合や、緊急の対応が入ったなど、
やむを得ない事情があった可能性は十分にあります。
ただ、地図上だけで見ると、「北→南→中央」という動き方は、
訪問の順序を工夫することで、もう少し効率化できた可能性があるようにも見えます。

同じ訪問件数でも、順序で移動時間は変わる

ここで考えたいのは、「訪問件数を減らす」という話ではなく、
「同じ件数を、どの順番で回るか」という視点です。

一般的に、訪問先が地理的に離れた場所に点在している場合、
近い場所から順番に回っていく方が、行ったり来たりする無駄な移動を減らせます。
逆に、訪問先の順番が場当たり的に決まってしまうと、
今回のように「北まで行って、また南まで戻る」といった、
非効率な動きが発生しやすくなります。

第1回でお伝えした通り、一般道路での移動は時速30キロ台にとどまることが多く、
移動時間そのものが、そのまま人件費というコストに直結します。
訪問の順序を見直すだけで、同じ訪問件数のまま、移動時間を圧縮できる余地があるとすれば、
それは追加のコストをかけずに実現できる、数少ない改善ポイントの一つだと言えるでしょう。

まとめ

実際のGPS運行ログを見てみると、集計された「走行距離」や「走行時間」の数字だけでは分からない、
訪問順序の非効率さが見えてくることがあります。
稼働時間の7割以上が停車時間だったという事実は、営業活動の本質が「訪問先での時間」にあることを示していますが、
残り3割弱の走行時間についても、順序次第でまだ縮める余地があるのかもしれません。

次回は、この走行データの中でも特に数値が大きい担当者に注目し、
その背景にある要因を考えてみたいと思います。

著者プロフィール

山口 功司(やまぐち こうじ)
恵那バッテリー電装株式会社代表取締役
1970年生まれ。岐阜県出身 愛知工業大学工学部卒業。株式会社カナデンを退職後、家業である同社に入社。
2000年前後の黎明期からドライブレコーダー市場を見続け、2007年より法人向け販売を開始。これまでの取り付け実績は数万台。2009年からは「無事故プログラム」の全国展開に携わり、現在は同事業が売上の4割を占めるまでに成長した。北海道から沖縄まで、全国どこでも対応する取付体制を自ら築いてきた。

恵那バッテリーでは、
法人のお客様の商用車管理・運用に
便利なサービスをご提供しております。
お問合せはお気軽にどうぞ!

お問い合わせはこちら
お役立ち記事一覧へ